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● 見た目が良くない ● 首・肩・背中がコリやすくなる 頭痛や奥歯痛を起こしやすくなる 

脚に力が入りにくい 

腕が挙がりにくくなる  腕が開きにくくなる
体が回転しにくくなる ストレートネックになる 
腕のしびれが出やすい 
  (胸郭出口症候群)
● 疲れやすくなる 
  (肺の容量減少)
胸が垂れる 
 
● 腰痛を引き起こしやすくなる   圧迫骨折しやすくなる 

姿勢を正す」ための提案 

 ストレートネックにならないために気をつけるべき姿勢 



 
猫背は「不良姿勢」と呼ばれ、デメリットが多くあります。
何が原因か分からないような症状を引き起こします。
猫背のデメリットを知ることで、
姿勢を正す意欲が高まることを期待して・・・。
  
 
見た目が良くない

 背中が丸いと、カッコ良く見えません。どこか自信がなさそうな、元気がなさそうな印象を与えてしまいます。実年齢よりも老けて見えてしまいます。 
 よい姿勢をとれば、男女ともに印象がよくなりますが、見た目以外に体の中身にとってもよいことが多いのです。
 
 
首・肩・背中がコリやすくなる



  コリは、筋肉の緊張を意味します。
 頭部が良いバランスで背骨に乗っていると、筋肉の疲労は抑えられますが、猫背のように頭部が前方へ倒れると、頭部が落ちてしまわないように背側の筋肉が働きます。

 また、アゴを挙げるために後頭部と首をつなぐ筋肉が働きます。

 猫背の姿勢をとる時間が長ければ長いほど、背側の筋肉が緊張し続けます ので、首・肩・背中にコリが生じるようになるのです。
 
 といことは、
 首や肩が凝ったとき、右の絵のように頭を下ろした姿勢、背中を丸めた姿勢をとっても首や肩の筋肉は休まらないということになります! 
 
 
頭痛や奥歯痛を起こしやすくなる
 首の筋肉が緊張して「こる」と頭痛や奥歯痛、耳鳴りを引き起こすことがあります。
  
 
脚に力が入りにくい

 短距離走のスタート時には、ゴールを見るのではなく、地面を見るようにあごを引いてスタートダッシュをするというテクニックがあります。格闘技においては、相手を倒すためにアゴを挙げるテクニックがあります。
 これらのテクニックは、人は アゴが挙がると脚に力が入りくくなるという原理を使った工夫です。

 日常生活のなかでは、猫背では正面を見るためにアゴを挙げる力をつかいます。
 アゴを挙げていると、歩行時やバランスを崩した際に脚に力が入りにくくなりますので、階段の昇降がつらく感じられたり、転倒しやすい状況になります。
 また、電球の交換時などでアゴを挙げた際には、平衡感覚の変化も加わって、高齢の方には非常に危険です。

 
  
腕が挙がりにくくなる
 猫背になることで、肩甲骨が全体的に前方へ偏位してしまいます。
 その結果、肩甲骨の回転を必要とする動きを制限してしまうことになります。
  前方から腕を挙げる動作には、肩甲骨が回転する動きが必要なのですが、その動きが制限されますので、充分に腕を挙上できなくなってしまうケースもあります。
 これは、様々なスポーツや、腕を動かす動作をする際に、猫背ではダメ な理由の一つです。(肺活量にも理由があります。)
 「うまい人は姿勢が良い」というのは、その必要があるからなのです。
 
  
腕が開きにくくなる
 右図のように、脇を閉じた姿勢で、腕を開く(肩関節の外旋)動作をする場合、理想的な姿勢では、肩甲骨を後方へ引く(内転する)と可動域が広くなります。
 ところが、猫背のままだと、肩甲骨の後方移動(内転)が制限されますので、腕が開く範囲が制限されてしまいます。
 例えば、野球・ゴルフ・テニスなど腕を振るような運動を繰り返す場合、猫背の姿勢ではテイクバックの範囲が小さくなりますので、パフォーマンスは落ちます。 また、そのようなコンディションでがんばって腕を振り動かしていると、肘や肩への負担が蓄積して、テニス肘や野球肘、肩のインピンジメント症候群などを引き起こす危険性があります。
  
 
体が回転しにくくなる
 右図のように、体を回転させる場合、理想的な姿勢に比べて猫背では回旋できる可動域が小さくなります。
 ここでの問題点としては、猫背によって体の回転が足りない分、首を回旋させるクセがつきますので、首への負担が大きくなるということです。
 また、スポーツでは、ゴルフやテニスなど体を回転させる運動をおこなう際に、猫背では充分な回転力が得られませんので、ボールに勢いがつきにくい結果となります。
 それでも勢いをつけようとがんばっていると、首以外にも、肘や肩あるいは腰への負担が蓄積して外傷を引き起こす危険性があります。
 
    
ストレートネックになる

 理想的な姿勢では、首の骨の配列は前方へやや湾曲しています。
 この自然な湾曲を「生理的湾曲」といいますが、この湾曲があることによって首は頭部の重さをうまく分散させて支えています。とともに、歩行時などで足から伝わる衝撃が頭部におよぶのをやわらげています。

 ところが猫背にしていると、この「生理的湾曲」が消失して「ストレートネック」と言われる状態になりがちです。
 「ストレートネック」になりますと、首の骨は、頭部の重さを上手く分散させることができないために不安定になりますので、その分、首の周囲にある筋肉が
日常的に大きな負担を強いられることになります。
 現在、「ストレートネック」は「頚椎椎間板ヘルニア」や「変形性頚椎症」の原因であるとの指摘もされています。

 また、猫背によって必然的にアゴを前方に出した姿勢をとることから、
首周囲の筋肉がよく凝るようになりますので、頭痛、奥歯痛、目の疲れ、肩の凝り、腕のシビレなどを引き起こす危険性が出てきます。

 
ストレートネックにならないために気をつけるべき姿勢もご参考にしてください。
 
     
腕のしびれが出やすい(胸郭出口症候群)

 

  猫背でいると、首や肩の周囲の筋肉が日常的に緊張したままになってしまいます。
 この緊張したままになってしまった筋肉が原因で、隣接する神経や血管を圧迫してしまうことがよくあります。

 右図のように、神経や血管が圧迫される部位によって傷病名が異なりますが、これらを総称して「胸郭出口症候群」といわれる症状の原因となります。
「胸郭出口症候群」に分類されるもの
     1. 斜角筋症候群
     2. 肋鎖症候群
     3. 過外転症候群
 「胸郭出口症候群」では、腕や手が冷たくなったり、しびれるといったといった症状がみられる場合もあります。
 
      
疲れやすくなる(肺の容量減少)
 呼吸をするとき、人の肺自体は動くことができないために、その周囲を取り囲む「肋骨」や「横隔膜」などを筋肉で動かすことで肺を大きくしたり小さくしたりして呼吸をしています。

 「横隔膜」での呼吸を強調すると「腹式呼吸」。「肋骨」での呼吸を強調すると「胸式呼吸」となります。

 では、「肋骨」での呼吸とはどのようなメカニズムなのでしょうか?
 例えば、エアコンの風向きを調節する風向羽根のように、「肋骨」が挙上することで肺の容量が大きくなって息が吸い込まれ、「肋骨」が下がることで肺の容量が小さくなって息が吐き出されるのです(右図上)。

 猫背になっていると、「肋骨」が挙がりにくくなり、肺の容量を大きくしにくいために、呼吸が浅くなる傾向があります(右図下)。
 呼吸が浅くなるということは、体内へ酸素を取り込む量が少なくなるということになります。

 その結果、階段の上り下りや、ちょっとした運動ですぐに息が切れたり、傷や疲労の回復に時間がかかったり、頭のキレが悪くなるといった影響が現れます。
 
       
胸が垂れる
 猫背では、 肩(肩甲骨)が前方へ入ったままになってしまいます。

 肩(肩甲骨)が前方へ入っていますと、 胸の皮膚に緩みが生じます。

 女性であっても、男性であっても、皮膚に緩みがあると、重力に引かれて胸が垂れていきます。
 例えば、左右で比較すると「片方の胸が下がっている。」という場合は、同じ側の肩(肩甲骨)が前へ出ている可能性があります。
 
        
腰痛を引き起こしやすくなる
 猫背では、胸部の背骨(胸椎)の並びが、過剰に後ろへ湾曲しています。理想的な姿勢でも、胸部の背骨(胸椎)は少し後ろへ湾曲していて、直立する為のバランスをとっていますが、猫背のように湾曲が過剰になると、このバランスがとりにくくなります。

 それでも人の身体は直立する為にバランスをとろうと、他の部位が代償的にその役割を担います。腰部で代償されると、腰の高さの背骨(腰椎)が前方への湾曲が過剰になったり、後方へ湾曲してしまう場合もあります
 理想的な姿勢での腰椎は前方へ少し湾曲しているものなのですが、この理想的な湾曲が崩れてしまうと様々な腰のトラブルを引き起こします。

 たとえば、腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症、筋々膜性腰痛などが挙げられます。
 
         
圧迫骨折しやすくなる
 
  
 日常的に猫背にしていると、身体の各部が猫背を保つように調整されます。

 背骨を丸くした状態では、肩甲骨が前方へスライドするため、腕が前下方へ落ちる重さが加わって、さらに猫背を助長することになります。

 猫背のままで歳を重ねていくと、骨粗鬆になってきた際に、一つ一つの背骨の前方にかかる負担が原因で、 「圧迫骨折」が起こりやすくなります「圧迫骨折」は高齢者に頻発する骨折ですが、背骨の一つ一つがこの 「圧迫骨折」をしていくことで背中の丸みが進行し、もう 姿勢を元へ戻すことが出来なくなってしまいます。
 つまり、猫背によってもたらされる様々なデメリットを改善することが出来なくなってしまいます
 

  
このように、猫背でいることよって生じるリスクは多くあげられます。
長い目で見て、健康でいられるように
猫背の姿勢で過ごす時間をちょっとずつ少なくしてみませんか?



  

「姿勢を正す」 ための提案

?@ 壁で正しい立ち姿を確認する

1.
 
まず、壁の近くで、ご自身がおもう「正しい立ち方」で立ってみましょう。
2.
 
 
 
次に、その姿勢のまま背中を壁につけてみてください。
「 後頭部・両肩甲骨・おしり・ふくらはぎ・かかと 」の5点が壁に接している姿勢が、「正しい立ち方」であるといわれています。
どこか壁に接さない部分はありましたか?
 
 こうやって、たまに壁で「正しい立ち方」を確認して、ご自身の感覚を修正しま しょう。
 さらに、日常の様々な動作中にこのような姿勢を取り入れる工夫をしてみましょう。
肩凝りや腰痛、さらには、膝の痛みが改善される場合もあります。
 

 
          
?A ミゾオチ付近の背骨を後ろへ湾曲させない意識をもつ
 
 ミゾオチ(肘の高さ)あたりの背骨を前へ押し出す感じにします。
 更に、この姿勢で天井や床ではなく正面を真っ直ぐに見るようにして、アゴを引きます。
 
横から見ると、肩の真上に耳の穴が位置すると理想的です。
 力まずに肩甲骨を後方に位置させることができれば理想的です。
 反り過ぎにならないように、たまに?@の姿勢を確認するようにして、「正しい姿勢」がとれるようにしてみましょう。
 頭がうまく背骨の真上に乗って、首の筋肉が楽な感じを体感できると理想的です。
 
         
?B 肘を体より前へ出さずに歩く

 肘を体よりも前に出すように腕を振って歩くと、肩が前方へ出やすく、猫背で歩行することになりがちです。この歩き方で「胸を張る」「肩甲骨を後ろへ引く」「アゴを引く」という姿勢を保つのは非常に疲れます。

 ?@と?Aの姿勢をつかって歩きますが、ここではさらに肘の位置に注目します。

 肘から先は前へ振っても、肘は体から前へ出さないように歩いてみましょう。
 自然な胸の張り方 が体感できるのではないでしょうか。
 このとき、左右の肩甲骨は自然に後ろへ引かれた位置になれば理想的です。

 歩行の際、とくに意識して腕を振る必要はありません。体の前へ腕を振ったり、背中側へ腕を振ったり、不自然に力んで肩甲骨を後ろへ引く必要もありません。歩くことで捻られる上体の影響を受けて、力を抜いた腕が軽く動く程度にしておけば充分です。

 
 

         

「姿勢を正す」というのは、最初は疲れるように感じますが
そこは、将来の為、いつまでも動ける体を手に入れるためにも
今まで使ってこなかった筋肉をトレーニングするつもりで
気が付いたときに ”ちょこっと姿勢を正す” ところから始めて、
「正しい姿勢」を身に付けていきましょう。
 
一人では難しい場合、
「コア・トレーニング」をご利用ください。


 
         
 

ストレートネックにならないために気をつけるべき姿勢

 
ストレートネックを改善あるいは予防するにあたって、
以下の姿勢を極力とらないように注意しましょう。
ストレーノネックになるための筋肉が強化されないように日常動作に注意しましょう。

 

 パソコンなどのデスクワークでは、猫背で、顔を前へ突き出すようにアゴを出した姿勢をとりがちになります。

   イスに浅く座り、背もたれに寄りかかると、頭を起こす姿勢をとりがちです。この姿勢ではストレートネックを助長し、連鎖的に猫背になりがちです。
 座イスに座ってテレビを見る場合など、頭を起こした姿勢を持続すると、ストレートネックを助長し、連鎖的に猫背になりがちです。
 就寝時に使用する枕が高すぎるとストレートネックを助長します。


 
    

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