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なぜ成長期に柔軟性が低下するのか?

柔軟性が低下すると何がイケナイのか?
1. 負傷しやすい
2. 姿勢が崩れる

3. 身長が伸びにくくなる!?


  

 体が硬くなる時期
柔軟性が急激に低下する時期
この時期にケガをしやすくなります。
姿勢が崩れはじめる時期でもあります!
 

なぜ成長期に柔軟性が低下するのか?
 まず、「柔軟性が低下している」とは、関節をまたいで骨から骨へと付着している「筋肉」の伸びが悪くて、関節の可動域が狭くなっているという現象をいいます(図1)。

 成長期には、「骨」が伸びます。そうして手や足が長くなっていきます(図2)。
 「骨」が伸びていくと、「骨」に付着していた「筋肉」は引き伸ばされていきます(図3)が、「筋肉」が伸びるのには限界があります。
 「骨」の急激な成長に、「筋肉」の伸びがついていけなくなるのです。

 そうすると、「筋肉」は、それ以上伸びにくい状況にありますので、関節の可動域が制限されるという現象を引き起こすのです(図3)。これが成長期に柔軟性が低下する理由です。 
 
 
  

柔軟性が低下すると何がイケナイのか?


1. 負傷しやすい
 成長期に「柔軟性が低下している」ということは、「その関節をまたぐ筋肉の伸びが悪い」ということです。
 「関節をまたぐ筋肉の伸びが悪い」と、以下のような負傷を引き起こす可能性が高くなります(図4)。
 
   
1.  関節を動かした際に、関節面が過剰に圧迫されて損傷する。
2.  関節を動かした際に、筋肉の付着部分が骨から引き剥がされて炎症を起こす。
3.  関節を動かした際に、筋肉が部分的または全体的に断裂する。

1. の例が、膝の「半月板損傷」など
2.
 
の例が、肘の「テニス肘(外側上顆炎)/野球肘(内側上顆炎)」、すねの「シンスプリント」、膝の「オスグット病」など
3.  の例が、肩の「回旋腱板損傷」、各部の「肉離れ」など
 
 つまり、とくに成長期に運動をする場合、パフォーマンスの向上とともに、負傷予防のために筋肉の柔軟性を高めておくことが大切です。
 いかに負傷せずに練習を積み重ねていくかが上達のキーポイントでもあるのです。
 
  
2. 姿勢が崩れる


 例えば、太ももの後ろの筋肉である「ハムストリングス」の柔軟性が低下すると、立位体前屈など体を前へ倒すことが難しくなるのはよく知られる現象です(図5)。
 
 椅子に座っているとお尻が前方へズリ出ていく原因も「ハムストリングス」の柔軟性低下が原因であるといわれています(図6)。
 
 「ハムストリングス」は骨盤に付着していますので、柔軟性が低下すると、骨盤を好ましくない傾斜角度にしまいます。その結果、日常的に姿勢が悪くな り、頭痛、肩こり、腰痛などの症状を引き起こすことがあります(図7)。

 つまり、 柔軟性を低下させないようにメンテナンスしておくことが、正しい姿勢を保つのに重要だといえるのです。

 正しい姿勢は、理想的な動きを促し、理想的な筋肉を発達させます。柔軟性を確保することは多くの可能性を広げるポイントといえるのです。
 
  
3. 身長が伸びにくくなる!?
 成長期には骨が伸びます。背骨や脚の骨が伸びると身長が高くなっていきます。
 骨のどの部分が伸びるのかというと、例えば、脚の骨の場合、両端の首のような部分が伸びます(図8)。
 関節をまたぐ筋肉はそのような骨の伸びる部分には付着していません。もうちょっと中央寄りに付着しています(図8)。


 ということは、関節をまたぐ筋肉の伸びが悪いと、骨が伸びるのを妨げてしまう可能性があります。

 身長がどれくらい伸びるのかは、遺伝的な要因もあるかとは思われますが、両親よりも背が高くなる子はたくさんいます。
 
 充分な栄養を摂ることに加えて、 筋肉の柔軟性を落とさないようにメンテナンスしておくことが、成長期に身長を高くするコツ といえるのではないかと考えられます。
 
    

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